従来の「マイクロテープ」は、生地の裁断面を隠し見栄えを綺麗にし、また、洗濯等による「ほつれ・伸び」を防止する用途で 使用する目的で企画された商品でした。 そのため、基本的には「伸び止め」と言う機能で使用することが多く、市場で流れている商品の伸びはほとんど２．２倍前後 の規格が殆どでした。

特色 製法 品名 基調 品番 画像 通常タイプ 織りゴム マイクロ半折れタイプ8mm （オープン12mm) 艶消しタイプ ＫＭＴ－Ｗ８　［２．２倍］ 光沢マイクロテープ　15mm 光沢タイプ ＫＢＭＴ－１５ｍｍ（光沢糸）［２．２倍］ 編みゴム マイクロテープ　１３ｍｍ 光沢タイプ ＨＭＴ－１３　「２．４倍］

［使用個所］ 「二つ折れテープ」の主な使用個所は、上物では「首廻り」「袖口廻り」「肩紐」「裾廻り」、下ものでは「腰廻り」「脚グリ廻り」等に使用。

特色 製法 品名 基調 品番 通常タイプ 織りゴム マイクロ平テープ　８ｍｍ 艶消しタイプ ＫＭＴ－S８［２．２倍］ 織りゴム マイクロ光沢平テープ　８ｍｍ 光沢タイプ ＫＢＭＴ－S８［２．２倍］

［使用個所］ 「シングル平テープ」の主な使用個所は、ショーツの「脚グリ廻り」に使用。

上記商品の使用方法の違いは、生地によったり企画をするデザイナーさんの好みによって「艶消しタイプ」「光沢タイプ」を選ぶという違いだけです。

最近のインナーの生地は、製品の差別化を目的に「非常に薄い生地」「伸びが大きい生地」「パワーが強い生地」「風合いの柔かい生地」等の特長を持った生地が非常に多くなってきました。 その中で特にレディースインナー用の生地は、非常に薄くてソフトな生地が多くなってきたため、従来のマイクロテープではゴムの生地が厚すぎて、使った部所がぼってりとした感じの商品になる問題が生じました。 そこで、出来るだけ肉厚を薄くしたテープが要求され、それをクリアするために企画したのが下記商品です。

品番 製法 品名 伸び率 ｎｏ，１２－３０ 織りゴム マイクロテープ １２ｍｍ艶消しタイプ ２．１倍 ｎｏ，１７－３０ 織りゴム マイクロテープ １７ｍｍ艶消しタイプ ２．１倍 ７６５５－１５ 編みゴム マイクロテープ １５ｍｍ艶消しタイプ

品番 製法 品名 伸び率 画像 ＨＭＴ－１３Ｓ 編みゴム 光沢マイクロテープ　１３ｍｍ光沢タイプ ２．４倍 ＨＬＢＭＴ－１３Ｓ 編みゴム マイクロテープ １３ｍｍ光沢タイプ ２．９倍

ＨＭＴ－１３Ｓ	通常タイプ　ＨＭＴ－１３　と全く同じ規格ですが、ソフト仕上げした商品
ＨＬＢＭＴ－１３	通常タイプ　ＨＭＴ－１３　と素材は同じですが、「伸びだし規格」にし、ソフト仕上げした商品
「光沢タイプ」は素材の光沢糸が異形糸のため、どうしてもこの糸を使った商品は硬く感じられる。 そのため、ソフト加工を施し風合いを柔かく仕上げています。

品番 製法 品名 伸び率 画像 ＫＬＭＴ－Ｗ７ 織りゴム マイクロテープ Ｗ７ｍｍ艶消しタイプ ２．７倍 ＨＬＤＭＴ－１６ (7055L-16D) 編みゴム マイクロテープ １６ｍｍ艶消しタイプ ２．９倍 ＨＬＢＭＴ－１３ (7055Ｌ-13) 編みゴム マイクロテープ １３ｍｍ光沢タイプ ２．９倍

ＫＬＭＴ－Ｗ７	通常タイプ　ＫＭＴ－Ｗ８　と幅が７ｍｍと違うだけで素材は全く同じですが、「伸びだし規格」にした商品
ＨＬＤＭＴ－１６	通常タイプ　ＨＭＴ－１３　のセミダル糸を使用した１６ｍｍ幅の艶消しタイプで、「伸びだし規格」にした商品
ＨＬＢＭＴ－１３	通常タイプ　ＨＭＴ－１３　と素材は同じですが、「伸びだし規格」にし、ソフト仕上げした商品
従来のマイクロテープは、基本的には「伸び止め」と言う機能で使用されていたため、市場で流れている商品の伸びは「２．２倍」前後の規格が普通でした。 しかし、最近の生地は、非常に薄くてなおかつ伸びが大きい生地が多くなってきたため、生地に沿って延びる「伸びだしタイプ」を企画しました。

品番 製法 品名 伸び率 画像 ＫＬＭＴ－Ｓ６ 織りゴム マイクロ平テープ ６ｍｍ艶消しタイプ ２．７倍 ＫＵＭＴ－Ｓ８ 織りゴム マイクロ薄平テープ ８ｍｍ艶消しタイプ ２．４倍

ＫＬＭＴ－Ｓ６	通常タイプ　ＫＭＴ－Ｓ６　の素材が同じですが、「伸びだし規格」にした商品。
ＫＵＭＴ－Ｓ８	通常タイプ　ＫＭＴ－Ｓ８　の改良版で肉厚を出来るだけ薄くして、伸びも少し出した商品。
伸び出しタイプ」は、そこそこの薄肉厚は可能ですが、「伸び出し」を第一の目標に企画しますとどうしても肉厚の薄さに限度があります。股用ゴムとして上記商品を企画しました。 ［股用平ゴム］ＫＬＭＴ－Ｓ６は、肉厚はＫＵＭＴ－Ｓ８より少し厚いですが、同じような体形の人でも股の太さが違う場合が多いのできつく感じないように汎用性を重視して［伸び　２．７倍］に企画したゴムです。 ＫＵＭＴ－Ｓ８は、肉厚を出来るだけ薄くして、縫製後の製品が美しく見える点を重視して企画したゴムです。

品番 製法 品名 画像 ＫＭＴ－Ｗ８Ｐ４０ 織りゴム マイクロ半折れタイプ 　KMT-W8　パワー出し(40d)艶消しタイプ ＫＭＴ－Ｗ８Ｐ７０ 織りゴム マイクロ半折れタイプ 　KMT-W8　パワー出し(70d)艶消しタイプ

ＫＭＴ－Ｗ８Ｐ４０	［ＫＭＴ－Ｗ８］より少しパワーを強力にした規格。
ＫＭＴ－Ｗ８Ｐ７０	［ＫＭＴ－Ｗ８］よりかなりパワーを強力にした規格。
(注)生地が厚い企画用でマイクロテープを使う場合、［ＫＭＴ－Ｗ８］ではゴムの機能を果たさないような個所に使用するために、規格はほぼ同じでパワーだけを強くした商品です。

品番 製法 品名 伸び率 画像 Ｎｏ．８－７２３ 織りゴム 片ピコ　８ｍｍ 160％ Ｎｏ．１０－７２３ 織りゴム 片ピコ　１０ｍｍ 160％ Ｎｏ．８－７２４ 織りゴム 平ゴム　８ｍｍ Ｎｏ．８－２６２７ 織りゴム 平ゴム　８ｍｍ 110％ Ｎｏ．７－７５５ 織りゴム 平ゴム　７ｍｍ 170％ Ｎｏ．７－２０７１ 織りゴム 平ゴム　７ｍｍ Ｎｏ．１０－２０７１ 織りゴム 平ゴム　１０ｍｍ 180％ Ｎｏ．１２－２６０５ 織りゴム 平ゴム　１２ｍｍ 130％ Ｎｏ．１１２－１０ 編みゴム ピコレース10mm 160％ Ｎｏ．１２－２８０８ 編みゴム ピコレース１２ｍｍ 150％

No.ｎｏ，８－７２３	経糸に［７８ＤＴＥＸ　５２ｆ］ のハイカウント糸を使用した、伸度、風合いを重視した商品。
No.１０－７２３	経糸に［７８ＤＴＥＸ　５２ｆ］ のハイカウント糸を使用した、伸度、風合いを重視した商品。
No.８－２６２７	細番手の「ライクラカバーリング糸」６０本で企画した、柔らか味と肉厚感を出した商品。
No.７－７５５	経糸に［７８ＤＴＥＸ　５２ｆ］ のハイカウント糸を使用した、伸度、風合いを重視した商品。
No.７－２０７１	細くてキックバックの必要なところへ使用するための、パワー、伸度を重視した商品。
No.１１２－１０	この商品は、タクテルを使用しているため光沢があり、しかも柔らかく仕上げた商品。
No.１２－２８０８	タクテルを３本合糸したので、柔らかくコシのあるピコがポイント。
レディースインナー用の生地は、最近特に非常に多種多彩となり、ある生地では使用できても他の生地では使用できないというようなことも多々起こり、企画の段階で生地を見てからゴムを良く吟味して決めないと二度手間、三度手間となることが起こります。 その中でも、相対的なレディース用ゴムの最近の傾向は、「二つのソフト感」が要求されることが多くなってきています。 「二つのソフト感」とは、 １）ゴムの風合がソフトである。風合をソフトに仕上げる方法として、織り糸を「ハイカウント（高フィラメント）糸」を使用する。 ２）ゴムのパワーがソフトである。パワーをソフトに仕上げる方法として、ゴムの伸びを大きくする。

品番 製法 品名 画像 Ｎｏ．３９６９－１５Ｅ 編みゴム 静電防止マイクロテープ１５ｍｍ ＫＱＭＴ－Ｗ８ 織りゴム 吸汗速乾マイクロテープ

Ｎｏ．３９６９－１５Ｅ	編み糸に「Ｇ　プリベントＥ」を使い「静電防止機能」を付けた商品。
ＫＱＭＴ－Ｗ８	編み糸に「Ｇ　プリベントＥ」を使い「静電防止機能」を付けた商品。
最近のインナー用生地は、非常に色々な機能を持った生地が多く出てきましたが、ゴム類はまだまだ普通のゴムを使用している商品が多いのですが、最近になって「こだわり商品」にゴム類にもその機能を持った商品が出て来出しました。