電子部品事業部Electronic Components Division

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ROLL to ROLL Continuous press CUT(連続プレスカット)

フィルム素材へのロールトゥロール連続プレス

プレスカット加工

プレスカットとは打ち抜きによる外形抜き、穴明け、切り欠き、切断といった加工をいいます。グンゼのプレスカット機はデザイン形状された刃型で各種フィルムや粘着テープを打ち抜く装置です。
刃型には、一般的にはトムソン刃型を使用しますが、精度の高いピナクル刃や彫刻刃といった刃型での加工もできます。ただし、刃の寿命は短く、打ち抜き精度とランニングコストとを比較して刃型の種類を選択します。

連続プレス

グンゼでは2台のシートプレス機に加え、1台のロールトゥロールプレス機を所有しています。ロール状態で打ち抜き加工ができ、数量の多い製品でコストを抑えたいモノにはこちらが適しています。

ハーフカット(プリカット)

プリカット(ハーフカット)とは、重ね合わせた2枚のフィルムの片側だけを打ち抜くカット方法です。ラベルシールなどをイメージするとシール部分は切れていても台紙は切れていません。この様なカット方法をプリカットまたは、ハーフカットと呼びます。
この技術はシール紙の厚さ、台紙の厚さ、それと打ち抜く刃型の刃の高さと装置の圧力との関係がとても重要なカット方法で、台紙部分に薄くカットした跡が残る程度にカット圧と刃出し量を調整します。カット圧が高く刃を出し過ぎていると台紙まで完全に切れてしまい、逆にカット圧が低かったり、刃の高さが合っていない場合は、シールが切れていません。台紙にカットした跡が付く程度が丁度良く。カット対象物の跡を見ながら装置と刃の高さの調整を繰り返し、最適なレベルへ調整していきます。

その他加工の組み合わせ

グンゼではロール同士の2種類のフィルムを貼合したり、それをロールのままプレスカットし、次はスリッターでロール幅を指定サイズに切るといった一連の加工が可能です。各装置の熟練した加工者が成果物を理解した上で最適な加工を提案し、お届けします。

組立加工課 足立 ロールトゥロールプレス機

ロールトゥロールプレス機

シートプレス機

シートプレス機

GLASS SCRIBE(ガラススクライブ)

ガラス素材へのスクライブ加工と超音波洗浄

ガラス加工

効率化を追求する場合、大判ガラスで加工したモノを最後に切り出す方法が取られます。グンゼではタッチパネル用に厚さ0.55~1.85mmのガラスを大判で印刷し、その後、小辺に切り出す加工をしています。

スクライブ

スクライブとは「書く」という意味で、ガラススクライバーとは言葉通りガラスに線を書いて切断する装置です。大きいガラス基板にダイヤモンドカッターで線を書き、軽く力を加えると、線に沿ってガラスが分断されます。装置にはCCDカメラを搭載しており、0.2mmの誤差でガラスをカットすることができます。(但し、形状は長方形のみ、丸やデザインされた形状のカットはできません。)

ガラス超音波洗浄機

ガラスは透明故に汚れなどが目立ち、それは製品の品位に関わる重要な問題です。特に溶剤などが付着したシミや油分などは洗浄方法を間違えるとその跡はなかなか取れないものです。そこで、グンゼではガラスの洗浄に超音波を用いた洗浄機を使用しています。
超音波は、複雑な形状のもの(手が届きにくいもの)や微細な汚れ(細かい汚れ)の洗浄に最適で、手洗いなどでは汚れが取りきれないモノや傷つけてしまうモノまた、目に見えないものの洗浄に適しており、この手法を用いてガラスを洗浄しています。
超音波洗浄とは、水や溶剤を超音波により振動させ、被洗浄物(ワーク)に付着した油や微細な塵・汚れなどを洗浄する技術です。液体が激しく揺さぶられて局所的に圧力が高い部分と低い部分が出てきます。圧力が低くい部分では液体中に小さな真空の空洞ができ、これをキャビテーションといいます。そして、超音波により液体に生じた真空の気泡が破裂することにより生じた衝撃波をキャビテーション効果と言います。このキャビテーションによる衝撃波を利用して汚れを対象物から剥離させ、剥離した汚れを加速度により引き剥がし、直進流により分散除去させます。液体にはアルカリ洗剤を用い、洗浄後は純水で洗い流します。

外観検査

洗浄後のガラスは人の目による外観検査が可能です。タッチパネル用途の配線印刷されたガラスの検査を常時行っており、0.2mm程度の大きさまでの欠点を検出可能です。また、異物や汚れの除去など軽微なリペアにも対応します。

組立加工課 八木 ガラススクライブ作業風景

ガラススクライブ作業風景

ガラス超音波洗浄機

ガラス超音波洗浄機

ASSEMBLE(貼合・組立)

切る、貼る、組み立てる

貼るは単純そうで難しい?!

フィルムは加工性が高い素材です。その加工性とは切る、貼るといった単純作業ですが意外にテクニックを要します。特に異物噛み、気泡噛みといった基本的な課題は日々の改善活動によって技術が培われていきます。グンゼではクラス1,000のクリーンブース環境下で小型サイズから大型44インチまでの貼合に対応します。

CCDカメラ付き高精度貼合機

高精度貼合機は、各種フィルム資材をスクリーン吸引盤に吸着して資材全域を固定し、ストレスをかけずに自然状態で貼りあわせる装置です。
フィルム同士の貼り合わせからガラスや偏光板などの貼り合わせまで多用に適合し、ワークにストレスをかけないため、貼合完了後の製品には「気泡」「うねり」「カール現象」が発生しません。
また、相互のワークアライメントマークをCCDカメラで読み取ることで貼合位置精度±0.1mm以内を実現します。ワーク素材のロスを極限にまで抑える事が可能です。

ロールトゥロール貼合機

シート同士の貼り合わせではなく、ロール同士の貼り合わせも可能です。粘着材料のセパレーターを剥離しながらフィルム素材に「シワ」、「気泡」無くロール同士で貼り合せていきます。

最後は人の手で

どんなに技術や設備が発達しても、最後に判断をするのは人の手や目になります。例えば、ヘアーサロンへ行くときにハサミの性能でお店を選ぶ人はいません。必ずヘアーデザイナーの腕に惹かれ指名や予約をするはずです。同様にモノづくりには保有する機械やその性能よりも、オペレートする人材が重要と考えます。グンゼでは長年タッチパネルの生産で培ったノウハウを基盤に、様々な加工における困りごとにおいて、解決へ導く取り組みをお客様と一緒にさせていただきたいと思っています。

亀岡工場長 奥村 大型44インチ貼合機

大型44インチ貼合機

最後は人の手で

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