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高耐光ITOフィルム(High Light-fast Indium Tin Oxide FIlm)

紫外線に強い透明導電フィルム

●ITOフィルムとは
レアメタルのIn(インジウム)を主原料とするITO(indium tin oxide)をフィルム上に成膜したフィルムです。ITOは導電性を持ちながら高い透明性を有する特長があり、ディスプレイなどの電極として使用されています。しかし、金属であるため、薄く柔軟なフィルム上に成膜するためには特別な技術が必要です。
 
●コア技術を生かしたフィルム素材開発
グンゼは光学用途において培われたフィルム表面の機能薄膜形成技術(スパッタリング、ウェットコート)を活かした製品開発に取り組んでいます。透明導電素材としてはITOを厚み数十ナノメートルでフィルム表面に成膜したものが用いられますが、これだけではITO膜のパターニングが見えてしまいます(図1)。ディスプレイを始めとする光学用途において致命的な課題であり、パターニングを見えなくする(インビジブル特性付与)ことが必要です。
また、ITOフィルムは長期間、太陽光下に設置されると薄膜が劣化する傾向があり、車載や屋外での使用には課題がありました。グンゼでは独自の光学設計技術でこれらの課題を改良し、紫外線に強い透明導電フィルムを開発し提供しています。
 
【概略構成】 インビジブル特性

●特徴

紫外線劣化に強い!

耐光性に優れた、車載/屋外用途に好適なITOフィルムです。長期間、太陽光下に設置されることにより発生する白化現象を改善しました(右図参照)。

●金属膜の結晶化
ITOフィルムは、金属膜の結晶化が必要になります。通常、市販されているITOフィルムは未結晶のまま売られており、買い手側でアニール*処理をします。グンゼでは自社アニール設備にて結晶化させ、抵抗値を安定化したITOフィルムを提供いたします。

*アニールとは焼きなまし(Annealing)のことで、フィルムなどの樹脂が冷却する過程で生じた内部歪みを加熱することにより取り除く熱処理のことです。
画像)キセノンランプ照射試験 60W/cm2 500時間後ITO膜の表面状態比較(弊社製品比較)

●低抵抗化

高感度低抵抗ITOフィルム!

ディスプレイなどのアプリケーションの大画面化を実現するには、透明導電フィルムの低抵抗化が必要です。しかし、低抵抗化を進めることでインビジブル特性付与をさらに困難なものにしてしまいます。グンゼはこの課題を改良し、高い視認性を維持しながら、低抵抗化に取り組み、高感度、大型サイズへ好適なITOフィルム生産を目指しています。

低抵抗化

●ラインナップ

ラインナップ

※上記は実測値であり保証値ではありません。

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