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エンプラとは??
『エンプラとは?』
「エンジニアリング・プラスチック(Engineering Plastics)」の略で、高性能なプラスチック素材のことを指します。
一般的なプラスチック(ポリエチレンやポリプロピレンなど)に比べ、強度、耐熱性、耐久性などが大幅に強化されているのが特長で、金属の代替素材として自動車、電子機器、医療機器などに幅広く利用されています。
1.汎用プラスチックとの違い
私たちが日常で目にするペットボトルやレジ袋などは「汎用プラスチック」と呼ばれます。
これに対し、エンプラは厳しい環境下でも耐えられるように設計されています。
金属に比べて「圧倒的に軽い」ため、製品の軽量化(自動車の燃費向上など)に欠かせない素材です。
| 耐熱性が高い | 一般的に100℃以上の環境にも長時間耐える |
| 機械的強度が強い | 引っ張りや衝撃に強く、摩耗しにくい |
| 耐薬品性・電気絶縁性 | 薬品に触れても溶けにくく、電気を精密に遮断できる |
2.主な分類と具体例
エンプラは、耐熱温度や性能によって大きく「(汎用)エンプラ」と、さらに高性能な「スーパーエンプラ」の2つに分類されます。
-1 (汎用)エンプラ ※耐熱温度:100°C〜150°C未満
もっとも広く普及している代表的な5種類がございます。
| ポリアミド(PA / ナイロン) | 摩耗に強くギヤなどに使用。 |
| ポリカーボネート(PC) | 高い透明性と耐衝撃性(スマートフォンの筐体や車のヘッドライト)。 |
| ポリアセタール(POM) | 寸法がズレにくく、滑りが良い(精密機械の歯車やネジ)。 |
| ポリブチレンテレフタレート(PBT) | 電気特性と耐熱性に優れる(電子部品、コネクタ)。 |
| 変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE) | 水に強く、断熱性・電気特性が良い。 |
-2 スーパーエンプラ ※耐熱温度:150°C以上
汎用エンプラを凌駕する非常に高い耐熱性や耐薬品性を持つ高性能プラスチックです。
過酷な環境で真価を発揮します。
| フッ素樹脂(PTFE、PFA、FEPなど) | 圧倒的な耐薬品性、非粘着性、耐熱性。 (半導体製造ラインの配管、カテーテルなどの医療機器チューブ、調理器具のコーティング) |
| ポリフェニレンサルファイド(PPS) | 高い耐熱性と剛性(自動車のエンジン周り部品)。 |
| ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) | 最高峰の耐熱性と強度(航空宇宙、医療インプラント)。 |
3.なぜ今、注目されているのか?
近年、エンプラ(特にスーパーエンプラ)の需要は世界中で高まっています。
医療機器の高度化に伴い、体内に挿入するカテーテルや内視鏡など、極薄かつ強靭で薬品や熱による滅菌処理にも
耐える材料として不可欠になっています。
また、半導体製造の精密化においては、製造工程で使用される強力な酸やアルカリの薬品や高温環境に耐えられる
「フッ素樹脂」などの需要が増しています。
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