繊維資材事業部では中国・ベトナム・バングラデシュ・インドネシアといったアジア地区中心に工場を構えており、そのスタッフは現地の方を採用し、安全で働きやすい環境のもとで生産をおこなっております。
また生産技術を学んでもらうために、マザー工場である日本の津山工場への研修機会も多く設けており、工場での活躍をサポートしています。
各国の習慣及び文化を尊重し、地域の発展に貢献いたします。

今ファッション業界では、衣類の消費や大量廃棄による環境への悪影響が問題視されています。
そのため、多くのアパレルメーカーが有害な化学物質を使わない天然素材やリサイクル素材など、地球環境に優しいサステナブル素材の活用や研究に力を注いでいます。
天然素材とは、廃棄しても土に還ることができる素材であり、土の中で無害に生分解されるため、自然環境への負荷が少なく、廃棄物の量も少なくなります。
綿糸もその一つであり、当社は従来より広くラインナップをそろえています。
また、使用済みペットボトル100％のリサイクル原料を使った製品開発にも取り組んでいます。ミシン糸では捲いているコーンも、染色の際に使用していた染色チューブをリサイクルしたものを使用しています。
色が黒色なのは染色チューブが様々な色に染まっていたためです。
今後も再生可能原料の可能性を追求し、環境に配慮した製品づくりに取り組むアパレルメーカー様を支援してまいります。

ミシン糸を染色する際に、着色や風合いの付与のため多くの水やエネルギーを消費しています。
繊維資材事業部では新しい染色技術の確立により水・エネルギーの削減に取り組むことで、環境に配慮してまいります。

地球環境問題への対応として撚糸技術を活用した「地水シート®」といった環境配慮型商品の開発に取り組んでいます。

地水シート®

地水シート®とは、保水機能と導水機能を備えた不織布で、その機能性から緑化が難しい駐車場や屋上などでの活躍が期待されています。現在はその原料も見直しリサイクル原料を使用した改良品を開発中です。
一箇所からの給水でシート全体に水がいきわたり、また保水機能も備えていることから水のロスを減らしつつ、緑化が可能になります。
そのため大規模な散水設備も不要で、施工が難しい箇所への設置・低コストでの緑化ができます。