”病気とともに生きる”社会に向けた製品づくりを目指して

様々な病気に罹患しながらも、社会生活を送られている方はたくさんいらっしゃいます。手術や治療による機能低下が起こっても、QOLの低下を軽減することで、ここちよい暮らしを実現してほしい。そんな想いでグンゼは、患者さまの肌にやさしいアパレル製品の研究を行い、医療現場の課題解決に貢献します。

グンゼのアパレル研究では、衣類と体の関係を生理学的な観点で分析し、肌にやさしい素材設計、必要な機能を出すための圧力設計など、科学的データに基づいた製品開発を行ってきました。医療分野への応用展開は、こういったアパレル研究の歴史を積み上げてきたグンゼだからこそできる、使う人のここちよさにこだわった研究開発です。
健康衣療
患者さまのセルフケア支援をはじめ、医療・介護従事者のウェルビーイング実現を目指し、「衣療」に取り組んでいます。
「衣療」=「衣で悩みに寄り添うこと」をコンセプトに、患者さまや医療従事者の方々の声に耳を傾け、ソリューション開発を進めています。
【取組事例】
- 医療従事者向けセミナーの開催
- 病院向けアパレル製品(メディキュア)のサンプル提供
- 医師、看護師の声をもとにした新技術、新製品の研究開発
- 患者さまの声
- 「強い圧力設計のストッキングは、きつくてはき続けらません」
グンゼからの提案
機能と快適性のバランスの実現
「はき続けられること」に配慮し、着脱性や快適性を考えた最適な圧力設計をご提案いたします。また、個々人の体形や用途に合わせてご使用いただけるよう、従来の”ストッキング”の概念に囚われない製品設計を行います。

- 看護師さまの声
- 「病気や治療の副作用で体形が大きく変わってしまったり、肌が潰瘍状態になってしまったりと、状況に応じて処置の工夫が必要です。」
グンゼからの提案
切ってもほつれにくい生地
肌に当たって痛みを感じる場合には切り取ったり、必要な長さに調節したり、様々な利用シーンに合わせてアレンジすることができる”切って使える生地”は、グンゼのオリジナル仕様です。

- 皮膚科医の声
- 「高齢者や子どもをはじめ、肌が弱い方にとって肌着の選び方は非常に重要です」
グンゼからの提案
治療をサポートする技術開発
肌への摩擦刺激をとことん減らすため、縫い目やタグをなくすことはもちろん、生地の素材選定や編み設計は大事な研究開発要素です。
肌着で皮膚疾患を治すことはできませんが、物理刺激や、薬の効き目を阻害する要因を取り除き、患者さまの治療をサポートする製品開発に取り組んでいます。
