GUNZE STORE(グンゼ公式通販)

お問い合わせ

English

トップメッセージ

代表取締役社長 廣地 厚 代表取締役社長 廣地 厚

「心技体」をバランスよく高め
「CAN20」の実現につなげます。

当期のわが国経済は、企業業績や雇用環境の改善が続き全体としては緩やかな回復基調にあるものの、欧米の政治的リスクやアジアの地政学的リスク、資源価格の上昇、新興国経済の不確実性、株式・為替市場の相場変動等により、先行き不透明な経営環境が続きました。
このような状況において、当社グループでは、中期経営計画「CAN20計画第2フェーズ(2017年度~2020年度)」の初年度にあたり、『集中と結集』をキーコンセプトに、「セグメント別事業戦略」「新規事業創出」「経営基盤強化」の3つの基本戦略への取り組みを進めました。
機能ソリューション事業は、電子部品分野が事業のダウンサイジング化により減収となったもののプラスチックフィルム分野及びエンジニアリングプラスチックス分野が好調に推移しました。アパレル事業は、差異化商品の拡販と成長販路への取り組みを強化し堅調に推移しました。
その結果、当連結会計年度の売上高は140,521百万円(前年同期比2.9%増)、営業利益は6,239百万円(前年同期比48.3%増)、経常利益は6,446百万円(前年同期比38.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,486百万円(前年同期比12.4%増)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

機能ソリューション事業では、プラスチックフィルム分野は、主力のシュリンクフィルムが国内・輸出とも順調に推移し、軟包装や工業用途も好調でした。エンジニアリングプラスチックス分野は、半導体市場向けの牽引とOA機器向けの復調により好調に推移しました。メディカル分野は、中国向け縫合補強材及び新商品「デュラ ウェーブ」が好調でしたが、販売体制強化費用等の増加や主力得意先の在庫調整の影響を受けました。
以上の結果、機能ソリューション事業の売上高は50,828百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は5,381百万円(前年同期比55.2%増)となりました。

アパレル事業は、インナーウエア分野は、「完全無縫製」を中心としたレディスインナーと「カットオフ」などの差異化商品ブランド及びスポーツカテゴリー商品並びにEC・SPA等の成長チャネル拡販により順調に推移しました。レッグウエア分野はタイツや防寒商品等は健闘したものの、年間物のストッキングとソックスが苦戦しました。
以上の結果、アパレル事業の売上高は74,012百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は2,628百万円(前年同期比4.9%増)となりました。

不動産関連分野では、ショッピングセンター事業は地域に密着した運営により堅調に推移し、また賃貸事業は新規物件が貢献しました。スポーツクラブ分野は、既存店の活性化やコストダウン対策等により新店の初期費用影響を吸収しました。
以上の結果、ライフクリエイト事業の売上高は16,122百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は1,386百万円(前年同期比4.8%増)となりました。

今後の見通しとしては次のとおりであります。

わが国経済は好調な企業業績に伴う設備投資の増加等、企業の前向きなマインドに底堅さが見られるものの、不安定な国際情勢や原材料価格の高騰等による景気の下振れ懸念もあり、節約志向は依然として根強く個人消費が伸び悩むなか、人手不足に伴う人件費の上昇などもあり、当社グループを取り巻く経営環境は依然予断を許さない状況が継続すると予想されます。

現在、製造業を中心に経済状況の「潮目」が変わってきているなか、特にプラスチックフィルム分野及びインナーウエア分野では、当社の差異化技術を活かした付加価値商品の商品優位性が市場で評価されております。引き続き差異化商品開発の強化・拡販と生産革新による収益性向上に全社で取り組んでまいります。

機能ソリューション事業では、プラスチックフィルム分野は業績が拡大しているなか、新市場・新商品の開発とグローバル生産体制を更に強化いたします。エンジニアリングプラスチックス分野は主力OA市場向け商品及び半導体関連等繊維技術活用製品の拡大を図ります。また、電子部品分野は社内のフィルム関連事業分野とのシナジー効果を追求し事業採算化を進めます。メディカル分野は更なる成長に向けて国内新販売体制をスタートするとともに新工場を含めたグローバルな事業運営体制の充実拡大を目指します。

アパレル事業では、インナーウエア分野はオリジナル差異化技術を強みに主力ブランドの更なる拡販を図るとともに成長チャネルであるEC・SPAルートと海外販売を強化してまいります。レッグウエア分野は市場トレンドと消費者潜在ニーズを先取りした新市場・新商品の開発等を進めます。

ライフクリエイト事業では、不動産分野では新規賃貸事業の推進及び商業施設運営体制の見直しにより収益力の向上を図ります。スポーツクラブ分野においては、海外を含む多店舗展開による売上拡大と効率運営を目指します。

2018年度は中期経営計画「CAN20計画第2フェーズ」の2年目であり、設定した目標の達成に向かって、事業ごとの重点戦略課題を明確化し、力強く活動を進めてまいります。
株主の皆さまには変らぬご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年5月

グンゼ株式会社
代表取締役社長
廣地 厚