写真左からヤマシロ（製造）、アサクラ（営業）、デグチ（研究開発）
グンゼの独自技術を生かし、主に外科手術で使われる医療機器を日々研究開発・製造・販売しているメディカルグループ。
2024年８月、同グループが掲げるブランドコンセプト『よりそい、ひたむきに』に、社員がどのように向き合っているのかを紹介する動画「リソウのヨリソウ」シリーズを公開しました。
そこで今回、３人の出演者たちに動画制作プロジェクトを振り返っていただきました。
職種も働く場所も違う同世代の３人は、プロジェクトへの参加を通じて何を感じたのでしょうか？
―― はじめに動画に出演した感想をお聞かせください
ヤマシロ 本当に率直な感想になるんですけど、めちゃくちゃ緊張しました（笑）。
デグチ 私も緊張しました（笑）。今回の出演は初心を振り返る、いい機会になりました。私は入社4年目になるんですが、動画に出演するにあたって、自分はどんなことがしたくてグンゼに入ったのかとか、今のやりがいってどんなことなのかなってあらためて思い返して。それが、今後どうなっていきたいのかを考えることにもつながっていって、いいきっかけをいただけたなと思います。
アサクラ 私も就活のときのことを思い出しました。なんでグンゼに入ろうと思ったのかなどを振り返って。日々働いていると、そういう機会ってあまりないのでよかったです。
―― 今回の動画「リソウのヨリソウ」シリーズは、メディカルグループのブランドコンセプト『よりそい、ひたむきに』がテーマになっています。皆さんにとって、このブランドコンセプトはどのようなものですか？
デグチ 今回の動画への出演がきっかけとなって、いろいろと日々の業務を思い返してみると、ふだん先輩たちからいろいろなことを教えてもらいますが、誠実に向き合ってもらっているし、寄り添ってもらっていると感じます。全てが『よりそい、ひたむきに』につながっているなと思いました。
アサクラ 私は営業なので、社外の方とやりとりすることも多いんですけど、社内の間接部門やカスタマーサポートの方々などの協力があってこそできている仕事でもあるので、社内の方とのコミュニケーションを円滑にとるということも、ふだん意識しています。
そういったところは、「よりそう」に通じていると思いますし、丁寧に対応していくということも「ひたむきに」に通じているのかなと思っています。
―― 皆さんは勤務地も職種も違いますが、他の方の動画をご覧になっていかがでしたか？
デグチ 年齢も社歴も近い人たちが生き生きと働いている姿を見たり、仕事に対する熱い思いを知って、すごく素敵だなって思いました。
だからこそ、ふだんからそういったことをお互いに感じられるように、もっとコミュニケーションをとっていけたら、より明るく、楽しく、寄り添いながら働けるんだろうなって思いましたね。
あと、私とヤマシロさんは同じ勤務地で働いているんですが、ヤマシロさんはふだんクリーン服で、帽子とマスクも着用しているので、目の部分しか見えてなくって。すごく落ち着いているし、風格もすごくて。そんなヤマシロさんの笑顔が素敵すぎました（笑）。
ヤマシロ 僕とデグチさんは同じ勤務地とはいえ部署が違うので、お話しするのは会議の場くらいで、デグチさんんが働いている姿を見られる機会はほとんどないんです。
なので、今回の動画で実際に働いている姿を見て、率直にかっこいいなって思いましたし、研究開発の方がいろいろ頑張っていただいていることを再認識できてよかったです。
アサクラさんんが担当されている営業の仕事については、本当になにもわかっていなかったんですが、今回の動画でどんなふうに仕事をされているのかを知ることができました。
いま生産量が多くて工場は大変なんですが、それも営業の方が頑張ってくれているおかげだと思ったら、もっと頑張れる気がしました。
アサクラ そんなふうに製造の方の声を聞く機会はあまりないので、そう言ってもらえるのはうれしいですね。
―― 他の方に聞いてみたいことはありますか？
デグチ アサクラさんもヤマシロさんも、グンゼを選んだ理由で、「人の役に立ちたい」って言ってたじゃないですか？ どのタイミングからそんなふうに思い始めたんですか？
私は子供の頃、注射がすごく嫌いで、痛くない注射針を作りたいって思ったことがきっかけで、医療機器をつくりたいって思ったんです。
だから、お二人が「人の役に立ちたい」って考えてグンゼを選んだというのは、すごく素敵だなと思って。
ヤマシロ 僕はまずは働く地域を決めていて、その中から、人の役に立つ仕事ができたらやりがいにつながると考えてグンゼを選びました。
アサクラ 私は、もともと医療機器メーカーを第一志望にしていたわけではなくって、IT業界とかこれから伸びていくような業界も含めて幅広く将来の道を探っていたのですが、芯には、人の役に立てる仕事がしたいという考えがずっとありました。
デグチ よかった〜！ 小さい頃から人の役に立ちたいって思いを持っていた聖人君子みたいな人たちばっかりなのかなと思って、びっくりしてたから。
アサクラ 私は、痛くない注射針を作りたいっていうのも、めちゃくちゃ人の役に立つことだと思いますし、そうやって小さい頃から「これがやりたい！」と思えることがあった方がすごいなって思います！
デグチ いやいや、（注射）嫌ですもん！ でも、ありがとうございます。やった！
アサクラ 私からもお二人に聞いてみたかったんですが、仕事をする上で、どんなことがモチベーションになっているのかなって思って。
私は、平日の夜に友達と食事に行ったり、週末に楽しい予定を入れたり、オフでしっかりリフレッシュすることで、仕事を一生懸命頑張るタイプなんです。
ヤマシロ 僕は、品質不良が起きたときに、それを解消するために製造条件や機械を改善する活動がモチベーションになっています。
こういう原理で、こういう現象が起きてるんじゃないか、という仮説を立て、実際に検証してみて、結果を見る。結果の良し悪しに関わらず、結果が出るまでワクワクするんですよね。
デグチ 私は今まで知らなかったことを知ったり、新しいことに取り組むことが好きなので、今の仕事は自分に合ってるのかなと思います。知らないことや難しい課題が出てくると、これは仕事にかこつけて勉強できるチャンスだって思って。だから、いろいろな仕事、全部やりたいですね。
―― 今回の動画「リソウのヨリソウ」シリーズは、メディカルグループを知っていただくための動画ですが、皆さんが感じるメディカルグループの良いところを教えてください
ヤマシロ チャレンジしやすい環境があるのは良いところだと思います。とりあえずいろんなアイデアを出して、よしそれやってみよう！ という感じで、やってみて確かめる文化がありますね。
デグチ 風通しのよさはメディカルグループの良いところだと思っています。日々仕事仲間とお互いに寄り添い合えているのを感じています。
アサクラ けっこう上の方にも意見が言いやすいですよね。私がいる営業部門も、めちゃくちゃ真面目というよりは、どちらかというと意見が言いやすい雰囲気だと思います。
―― 最後に、メディカルグループがより『よりそい、ひたむきに』になっていくための、皆さんのアイデアや展望を教えてください
デグチ さっきの話にもつながりますが、縦へのつながりやすさはあるんですけど、横のつながりはあまりないように感じます。同年代の違う部門の人たちがどんな仕事をしているのかが見えない部分も多くて。
なので、もっと同じ階層間での交流を増やすことができれば、お互いの理解が深まって、もっと高め合っていけるのではないかと思います。
アサクラ ヤマシロさんも営業の業務をあまり知らないって言っていましたが、そういった別の場所・職種で働いている人たちに、営業がどんなふうにお医者さまや販売代理店さまからご意見をいただいたり、どんなふうに商品を売っているのかということがあまり共有できてないのかなって思います。
逆に、私たち営業も、研究開発や製造がどういうことをしているのかを具体的にイメージできていないので、お互いの仕事にもっと興味を持って知っていけるといいですよね。
ヤマシロ そうですよね。僕は製造現場なので、患者さまや医療現場の方に直接寄り添うことは難しいんですけど、研究開発、生産管理、品質保証、営業など、まずは社内の人に寄り添うことは、もっと意識していきたいと思いました。
今年度から、人財交流プロジェクトも始まるようなので、そういった機会も生かして、横のつながりを広げていければと思います。
デグチ 私が所属する開発グループは、「他部門との連携強化」というスローガンを掲げています。
これを受けて、私自身としては「顔が見える開発者」になりたいと思っています。患者さま、医療現場の方々、そして社内の営業チームとも物理的な距離がある場所で働いている中で、その距離を飛び越えて交流を深めていくことが重要だと思います。
社内でもっと気軽に頼みごとをし合えるくらいに関係を深められれば、今以上に、医療現場のニーズや、お医者さまに一番近い感覚を持っている営業さんのアイデアを製品に反映しやすくなるのかなと思います。
そういったことが、患者さまや医療現場の方々への『よりそい、ひたむきに』にもつながるんじゃないかと思います。
グンゼ メディカルグループ コンセプトムービー『よりそい、ひたむきに』