ニュースリリース

2025年度入社式 社長メッセージ

グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:佐口 敏康)は、創業の地である京都府綾部本社に39名の新入社員を迎え、2025年度入社式を挙行しました。社長メッセージ(要旨抜粋)は下記のとおりです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

皆さんはこれから始まる社会人としての人生に、期待・希望に胸を膨らませながら、本日の入社式を迎えられたことでしょう。本日は、この先長く変化に富んだ道のりを共に歩んでいくこととなる39名の仲間達の門出の日になります。グンゼグループを代表して、心より歓迎をいたします。

当社は1896年、当時何鹿郡と言われた京都府の綾部市で創業し、今年で130年目の節目を迎えました。当社の創業者である波多野鶴吉翁は、この地域の主要産業である養蚕・製糸など蚕糸業をより発展させることこそが何鹿郡の正しい方針、すなわち「是」であると考え、その中核を担いたいとの強い思いで「郡是」という社名で会社を設立いたしました。そんな当社の成り立ち自体が、いわば「誰ひとり取り残さない社会的課題の解決」であり、今日頻繁に取り沙汰されている「サステナブル経営」のさきがけであったと言えます。我々社員一同はこの由来を持った社名と、創業時の「志」を誇りとしております。

入社にあたり、皆さんにお願いしたいことが3点あります。

(1)「三つの躾」を実践できる人となる

当社には創業の精神、経営理念を実現するための心構えとして「誠意、愛情、謙虚」という「三つの章句」があり、これ らを日常の具体的行動に表わした「三つの躾」があります。「三つの躾」とは「あいさつをする」、「はきものをそろえる」、「そうじをする」というごく基本的、当たり前なことから成っていますが、「あいさつをする」ことはよりよい人間関係を築く第一歩、「はきものをそろえる」ことは先々のことを考える気配り、「そうじをする」ことは物事のけじめをつけること、という本質的な意味合いがあります。創業の精神を実現する心構えという以上に、社会人としての基本であり、ぜひ実践できるようになっていただきたいと思います。

(2)一所懸命であれ

私の座右の銘は、「人事を尽くして天命を待つ」です。何事にも全力で一所懸命に取り組むことが大切です。ただ、一所懸命であっても全てがうまくいく訳ではなく結果はさまざまです。もし、精一杯やって結果が出なくても、腐らず、諦めず、次のチャンスに全力で向かえる、そんな人間になってほしいと思います。しかし、チャンスは待っていても巡ってくるとはかぎりません。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざがあるように、新たなことにチャレンジすることを恐れず、来るべきチャンスを「虎視眈々」と狙い、全力で一所懸命にぶつかってほしいと思います。

(3)個性を活かし、自ら考え行動し、やり抜けるチャレンジャーであれ

当社は、人財マネジメント方針として「多様性」「自律・自走」「チャレンジ」の3本柱を掲げております。「多様性」とは、さまざまな背景を持つ皆さんが集まることで、新しい発想やアイデアが生まれます。次に「自律・自走」ですが、当社では育成期間を経た後、与えられた業務に責任を持って取り組むことはもちろん、自ら課題を見つけ、解決策を見出していくことを求めています。最後に「チャレンジ」です。変化の激しい時代を生き抜くには、新しいことにチャレンジし続ける姿勢が不可欠です。失敗を恐れずに、果敢に挑戦する勇気を持ち続けてください。 当社は織物になぞらえ、創業の精神、経営理念を変えてはならない経糸としてきっちりと守り、引き継ぐ一方で、事業内容や方針・戦略というものは、時代の変化に合わせ常に進化させる緯糸としてとらえ、絶え間なく果敢に挑戦を重ね、創業以来幾度も環境変化や困難を乗り越え、持続的に成長してきました。皆さんには、かつて先輩たちがそうしてきたように、挑戦者であってほしいと思います。若さを原動力に自分で限界を決めず、挑戦することにこだわり続け、やり抜くことを期待しております。

最後に、「人財は企業の競争力の礎」です。近年「人的資本経営」と呼ばれるように、持続的な企業価値向上のためには、「ヒト」の力が欠かせません。先ほども申し上げましたが、当社は求める人財像として「多様性」「自律・自走」「チャレンジ」の3本柱を掲げ、皆さんのチャレンジを正当に評価しながら、やりがいをもって長く活躍し続けることができるよう全力で支援します。今日から社会人の世界に身を投じた皆さんは、この先厳しいあるいは辛いと思える局面に、幾度となく遭遇することと思います。そのような時こそ、是非自身のキャリアを高める良いチャンスだととらえて、人事を尽くしていただきたいと思います。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係の方からのお問い合わせ
グンゼ株式会社 
コーポレートコミュニケーション部 広報IR室
TEL:06-6348-1314  FAX:06-6348-4814(担当/瀬戸田・野中)

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