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当中間連結会計期間(2025年4月1日~2025年9月30日)における日本経済は、賃上げによる所得環境に一定の改善がみられるものの、実質賃金はマイナスを継続しており、消費者の節約志向、買い控えにより個人消費は伸び悩んでおります。加えて世界的な政情不安、米国の通商政策、中国の景気減速などにより、先行き不透明な状況が続いております。

このような事業環境のもと、当社グループでは、今期よりスタートした中期経営計画「VISION 2030 stage2」において、「持続可能な事業基盤づくりを進めグローバルに選ばれ続ける会社となる」ために、この期間を「創りかえる3年間」と定め、機能ソリューション、メディカル事業の強化・拡大、アパレル、ライフクリエイト事業の構造改革に向けたスタートを切りました。

売上高は、前期末に事業終息した電子部品の売上影響や、プラスチックフィルムの内外での需要停滞などにより、2,059百万円の減収となりました。
営業利益は、メディカル事業の固定費等の増加、アパレル事業の販売数量少とコスト増加影響などを受け、379百万円の減益、経常利益は462百万円の減益となりました。また、第1四半期に計上したアパレル事業における事業構造改善費用の影響などにより、親会社株主に帰属する中間純損失は3,615百万円の減益となりました。

厳しい事業環境が続きますが、グンゼにしかできない「ここちよさ」を提供し続け、抜本的な改革を進め、持続的に成長できる企業に創りかえることで企業価値の向上を図ってまいります。
株主の皆さまには変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025年12月

グンゼ株式会社
代表取締役社長signature