水資源の保全
方針・基本的な考え方
グンゼグループは、「自然の恵みに依存している事実を正しく理解し、地域環境と共生する」という基本理念のもと、持続可能な水資源利用に取り組んでいます。
水は、アパレル事業における繊維加工をはじめとするさまざまな事業活動において重要な役割を担っています。生産拠点では、水環境を共有する地域社会との共生を図るため、環境法令や地域規制よりも厳しい自主基準を設定し、排水の水質管理および汚濁防止に取り組んでいます。
また、各拠点の地理的特性や水使用量に応じて、水の効率利用や循環利用を推進するとともに、水資源の持続可能な利用に向けた改善活動を継続的に実施しています。
水リスク評価
生産拠点で利用する水資源について、より多角的な視点からリスク評価を行うため、主要な製造拠点の立地環境を対象に、国際環境NGOである世界資源研究所(WRI)が提供する「Aqueduct Water Risk Atlas」を活用した水リスク評価を実施しています。
その結果、2024年度の全社取水量の7.2%に相当する拠点が、水リスクの高い地域に位置していることを確認しています。
こうしたリスクへの対応として、従来から実施している水管理体制を継続するとともに、国内の基幹拠点で確立した環境負荷低減技術や管理手法を全社的に水平展開する方針を掲げています。
これにより、水リスクの高い地域を含むすべての拠点において、将来にわたる持続可能な水資源利用の確保と、水管理体制の維持・向上を図っていきます。
取り組み
アパレル分野での繊維染色技術改善の事例
肌着、ストッキング、ミシン糸の原料となる繊維の染色加工では、着色や風合いの付与のため多量の水やエネルギーを消費します。
当社では新たな染色技術を導入・確立することで、製品製造あたりの使用水量および消費エネルギー量を大きく削減し、恒久的な環境負荷低減を実現しました。
この染色改善処方は毎年企画される新たな素材・カラーへの水平展開を着実に実施しており、環境負荷低減を継続的に進めています。
プラスチックフィルム分野における水資源の循環活用事例
2023年にサーキュラーファクトリーⓇ(資源循環型工場)に転換したプラスチックフィルム分野の基幹工場である守山工場(滋賀県守山市)では、琵琶湖に近い立地を活かし、豊富な地下水を機械の冷却や空調に活用しています。
使用後に温まった地下水は、暖房の補助熱源としても活用し、その後、温度を下げた状態で再び地下に戻すことで、限りある水資源を無駄にせず、地域環境にも配慮した持続可能な生産活動に取り組んでいます。
外部との協働
地域環境保全活動への参画
当社グループは、行政やNGOの環境保全活動に賛同しており、拠点近隣の水源保全活動へ積極的に参画しています。
一例として、びわ湖や天橋立の清掃活動への参加協力などがあります。
「ゴミゼロ大作戦」への参加 守山市の木浜湖岸で「ゴミゼロ(530)大作戦」が行われ、市民団体や自治会、グンゼも参加しました。