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マスバランス方式のバイオマスフィルム「GB50」の上市について
2022.01.27
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石油化学原料の削減に貢献する収縮フィルムの新グレード「ファンシーラップ GB50」を2022年2月1日から販売開始いたします。
この製品はマスバランス方式によるバイオマス原料約50%相当使用したスチレン系製品にて、当社の石油由来原料削減の取り組みの一つとなります。
(本社プレスリリースはこちら)
このマスバランス方式のバイオマス由来PS原料を一部フィルムに使用することで、石化由来ラベルと比較して原料採掘からラベルが廃棄されるまでの
ライフサイクルにおける温室効果ガスの排出量削減が見込まれます。
このマスバランス方式は、サプライチェーン全体で第三者認証を取得することで、トレーサビリティが担保され、現在、第三者認証の取得準備を
進めています。(2022年6月に取得完了する見込み)
今回は、①マスバランス方式の適用理由、②既存の石化由来フィルムと比較した際の物性 の2点を共有したいと思います。
① マスバランス方式の適用理由
マスバランス方式(物質収支方式)とは、ある特性を持った原料とそうでない原料が混合される場合に、特性を持つ原料の投入量に応じて
生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法のことです。
非可食バイオマス原料からバイオナフサを精製し、既存プラントで石油由来ナフサと混合することでバイオマス由来PS原料が生産されます。
そこでマスバランス方式に基づき、バイオナフサの投入量に応じてバイオマス特性を100%割り当てることによって、
「バイオマス効果を割り当てられたPS原料」となります。
② 既存の石化由来フィルムと比較した際の物性

今回使用しているマスバランス方式のバイオマス由来PS原料は、上流原料のみをバイオマスに置き換えているため、石化由来原料の構造・性能は変わらないという特徴があります。グンゼのバイオマスOPSシュリンクフィルムは、シュリンクフィルムとしての機能性は維持したまま、バイオマス化を可能にしました。
マスバランス方式の詳細に関しては動画をご確認ください。
詳細は担当営業、問い合わせフォームまでお問い合わせください。