CROSS TALK社員座談会
- 機械・電気系の働き方
- グンゼならではの機械・電気系の
仕事内容とやりがいとは?
-
機能ソリューション事業
プラスチックフィルム分野 設備開発・保全職
Y. Obase
-
技術開発職
S. Ogasawara
グンゼにおける
機械・電気系職種の役割は?
- Y. Obase
- 化学系のメーカーで機械・電気系の仕事ってあまりイメージないですよね。
私も学生時代はそうでしたし、グンゼは子供の頃から下着のメーカーという印象でした。それが大学で機械工学を学ぶ中、教授の薦めでグンゼの工場見学に行ったことでイメージがガラリと変わって。
実はもっと幅広い事業を展開していて、各設備開発や保全担当として機械系職種の方が多く活躍していると知りました。
- S. Ogasawara
- 私もインターンシップに参加してから、多彩な事業と技術があることを初めて知った一人です。機械系と並んで電気系職種の採用も活発で、本当に仕事の幅が広いなと。
ここなら大学で学んだ電子システム工学の知識・技術をベースに、さらに幅広いスキルを身につけて活躍できそうだと思いました。
- Y. Obase
- 具体的にいうと、私はプラスチックフィルム分野における、設備の新規導入や開発、装置の改善・保全を担当しています。
今はプラスチックカンパニー 守山工場の新ライン増設や既設ラインの移設を行っています。
- S. Ogasawara
- 私は事業・分野問わず、生産性向上など利益につながる装置やシステムの開発を行っています。
今はインナーウエア事業本部・梁瀬工場の生産工程の自動化に取り組んでいます。
- Y. Obase
- そうなんですね。
私が携わっているラインに新規導入される装置も、一部自動化を盛り込んだ設備になっているんですよ。
- S. Ogasawara
- やはりどの現場でも自動化は課題ですよね。
私のところでは、これまで人の手に頼っていた工程を自動化し、無人で完結するラインの構築に挑戦しています。
- Y. Obase
- なるほど。
私も設計をする上では安全性や効率性はもちろん、作業性を考えてどの部分を自動化すべきなのか、作業者と設備の関わりを考えた設備導入を意識して試行錯誤しています。
- S. Ogasawara
- どうしても人の経験や感覚でしか判断できない場面も多いので、完全なる無人化は難しいと思います。
その前提であっても、今後AIによる検査の自動化や無人化ラインの構築など、省人化・自動化の動きは加速するでしょうね。


どんなときにやりがいを
感じますか?
- Y. Obase
- 自分が設計に携わったものが完成し、稼働したとき。
特に初めての大きな仕事のことはよく覚えています。新商品開発で、材料のロスを最小限に抑える新装置を導入する仕事でした。
無事に動き出し、結果的に多額の収益効果が出たときは、会社に貢献できた喜びを感じましたね。
- S. Ogasawara
- 私も初めての大仕事は印象に残っています。
メディカル分野で使う装置の制御プログラムを丸ごと任されたのですが、それまで経験ないことばかりでとても苦戦しました。
その分、完成したときは大きな達成感がありました。
- Y. Obase
- それから、自分が関わった設備を実際に使用・運用していく現場の方々の声。
いつもひと段落した後は必ずフィードバックをいただいて、自分が意識できていなかった点への指摘や異なる考え方などを大切に次へ活かします。
そういったやり取りの中で「改善された」「使いやすい」など喜びや感謝の声をいただくととても嬉しいです。
- S. Ogasawara
- そうですよね。
私も実際に作業される方々の話を聞きながら、安全で使いやすい装置を意識して取り組んでいます。
生産現場と密にコミュニケーションをとって進められることは、大きなやりがいにつながると思います。
- Y. Obase
- あとは、装置の性能を上げることで解決する問題もたくさんあって。以前、装置の精度を改善して品質が向上したことがあったんです。
良品を作るためには、原料開発だけでなく機械の性能も求められるんだなと実感してから、「良い設計が良い製品を生み出す」という思いが日々の原動力になっています。


SDGsを意識した取り組みは
行っていますか?
- Y. Obase
- ごみを出さないものづくりを行っています。
それでも出てしまうごみは徹底的にリサイクル。製品や違うエネルギーに変え、廃プラゼロ化に取り組んでいます。
- S. Ogasawara
- 同じくです。
装置によって生産を安定化して不良品を減らすことで、資源の無駄を減らす。それが環境への配慮につながっていると思います。
- Y. Obase
- まだまだ完全ではないですが以前、リサイクル化が難しい特殊フィルムに対して、ごみを減らすためにフィルムを成膜する金型の改善を行いました。
年間で見ると大きなごみ削減効果が出ていますが、最終的には完全なる廃プラゼロ化を実現し、プラスチックによる環境破壊がなくなれば良いなと思っています。
- S. Ogasawara
- そうですね。
今後、二酸化炭素の排出量や電気使用量など、環境に悪影響なものを極力減らしていくことが求められていくと思いますので、そこに対しても貢献していきたいです。


今後の目標や挑戦したいことは?
- Y. Obase
- 機械の知識だけではなく、関連する電気や樹脂、建築や法律などあらゆる知識を身につけ、オールマイティに仕事ができる人材になりたいです。
- S. Ogasawara
- すごくわかります。
グンゼは事業・分野が多岐にわたりますからね。
私自身も様々なテーマの仕事をさせてもらって幅広い知識と経験を得られていますし、もっと色々知りたいという思いを持っています。
- Y. Obase
- 私は特に、樹脂をフィルターで濾して異物を取り除く装置の開発に携わってきた経験が大きくて。
濾過精度とロングラン性の両立を目指して解析から考察し、何度も改造を重ねながら装置を設計してきました。
今後もまだ課題が山積みなので、より良い装置を完成させるため、樹脂をはじめとした知識習得や新たなフィルターの設計に挑戦していきたいと思っています。
- S. Ogasawara
- 知識があればあるほど、アプローチの幅が広がりますもんね。
私は電気設計から制御プログラムの作成まで、一通りの業務を一人でやり遂げられるような知識と経験を積み重ねていきたいです。
また、今はまだリーダーの指示の下に動いている状態ですが、リーダーとして複数の業務を進められるようになるためにスケジュール管理など仕事の段取り、進め方なども学んでいきたいです。


就職活動中の方へメッセージを
お願いします。
- Y. Obase
- 自分の強みを理解して、その強みと求められている人材像がマッチする企業を選ぶと良いと思います。
また、自分が仕事において重視するポイントに合う企業をたくさん調べてください。
私は色々なことに挑戦したいと思っていたので、グンゼで幅広い仕事に携わりたくさんの知識が身についていく毎日がとても充実しています。
- S. Ogasawara
- 機械系の職種はあらゆる場所で需要があり活躍できると思いますので、絞りすぎず、視野を広く、色んな業種を調べて自分に合う企業を見つけてください。
グンゼのように、アパレル、エンプラ、プラスチックなど一社内で多彩な事業を展開している企業を選んで、様々なことに挑戦していくのも面白いと思います。
- Y. Obase
- そうそう。
グンゼは社内の雰囲気が良く、働きやすい環境も魅力だと思います。
上司や同僚とは仕事の相談だけではなく、プライベートの話題で盛り上がることも。ベテランから若手まで幅広く、みなさんとても親切で優しいです。
- S. Ogasawara
- 私の職場も良い雰囲気ですよ。
質問や相談がしやすく、わからないことは丁寧に教えてもらえます。
技術力の高いベテランの方々も多く、学ぶことがたくさん。頼れる先輩方に見守られて若手のときから挑戦させてもらえるので、失敗を恐れずに色々な経験ができ、成長できる環境ですよ。

