地球環境
事業活動の全過程において生物多様性を含めた地球環境の保護、CO2削減に積極的に取り組む。事業活動を通じた環境配慮型製品・サービスの提供を通じて、環境にやさしい社会の実現に貢献します。
プラスチック資源循環基本方針
海洋プラスチック問題に対する国際的な意識の高まり、新興国におけるゴミ問題の深刻化から使い捨てプラスチックに対する規制強化の流れが加速し、その対応は2015年に国連で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)においても求められている。国際的な取組みが加速している海洋プラスチック問題に対して、プラスチックフィルム包装材料等を製造販売している事業会社としての社会的責任を認識し、本方針を制定する。
グンゼは、プラスチックの3R + Renewable※ を 積極的に推進し、廃棄量を削減することで、 プラスチック資源が循環する社会の実現に貢献する。 |
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- プラスチックの減量化・再利用を推進する。
- 分別・リサイクルし易い製品設計と再生原料の積極的使用により、効果的・効率的なプラスチック資源循環に貢献する。
- 植物由来原料による製品開発を行い、石油化学原料の使用量削減に貢献する。
- 廃棄物の適切な管理と環境負荷を低減する生産活動により、つくる責任を果たす。
※3R + Renewable:
3Rは、Reduce(リデュース=製品をつくる時に使う資源の量を少なくすることや廃棄物の発生を少なくすること)、Reuse(リユース=使用済製品やその部品等を繰り返し使用すること)、Recycle(リサイクル=廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用すること)の頭文字 R を指し、これにRenewable(リニューアブル= 再生利用)を加えたもの。
グンゼ環境憲章
われわれは、かけがえのない地球を次世代、未来へと受け継いでいく責任を深く自覚し、真に豊かで持続的発展が可能な地球社会を実現するため、一企業市民として環境問題に積極的に取り組み、環境への負荷の軽減に努め、環境を維持、保全していかなければならない。このため、われわれは、環境に対する社会的責務を認識し、環境問題に取り組むべく、環境基本理念と行動指針を定める。
基本理念
われわれは、環境に優れた製品・サービスの提供を通じて、恵み豊かな地球社会の発展に貢献する。また、われわれは自然の恵みに大きく依存している事実を正しく理解し、生物多様性の保全に配慮した地域環境との共生に努める。
行動指針
- 事業活動の全ての場面において環境負荷の低減に努め、関係する国内外の生物多様性、地域社会に及ぼす影響などに配慮する。
- 法・条例の順守はもとより、自主管理基準を設定し、環境管理水準の向上に努める。
- 資源、エネルギーの効率的利用をはかり、温室効果ガスの排出抑制に努める。
- 廃棄物の発生量の低減に努めるとともに、回収・再利用化の推進を行い、資源循環に努める。
- 環境に優れた製品の研究開発、および環境負荷を低減する生産技術、環境技術の開発に努める。
- 構成員の環境意識の向上をはかり、地域社会の一員として環境保全活動に協力、貢献する。
- 海外事業の展開において、環境への配慮と環境技術移転に努める。
- 万一、事故等による問題が発生した場合には、迅速に環境負荷の最小化に努める。
環境目標と実績
項 目 | 基準年度 実績値 |
2018年度 実績 |
2019年度 実績 |
2019年度 目標 |
目標達成 状況 |
2020年度 目標 |
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CO2排出量 (t-CO2) |
109,138 (2013年) |
87,904 | 84,975 | 87,025 | ○ | 84,125 |
廃棄物総発生量(t) | 8,297 (2012年) |
7,475 | 7,671 | 7,385 | △ | 7,301 |
目標達成状況の自己評価 ○ 達成 △ 達成率90%以上
環境会計
環境保全活動の一環として、環境省の「環境会計ガイドライン」に基づき環境会計を公表しています。2017年度の環境保全コストは、投資額281百万円、費用額が656百万円となりました。2017年度は、大気汚染防止対策や水質汚濁防止対策への投資を行いました。費用額とは、主に人件費や設備の修繕費、設備運転のためのコストです。
集計の基本となる事項
対象範囲 | グンゼ株式会社、国内グループ会社22社および海外グループ会社16社 |
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対象期間 | 国内グループ会社 2018年4月1日~2019年3月31日 |
海外グループ会社 2018年1月1日~2018年12月31日 | |
項目分類 | 環境省「環境会計ガイドライン」に沿って分類・集計 |
環境保全コスト(海外含む)
(単位:百万円)
項目 | 2018年度 | 2019年度 | ||
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投資額 | 費用額 | 投資額 | 費用額 | |
合計 | 149 | 678 | 119 | 712 |
環境保全にともなう経済効果(海外含む)
(単位:百万円)
項目 | 2018年度 | 2019年度 |
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合計 | 736 | 657 |
事業活動に伴う環境負荷
地球環境との共存共栄を図るため、事業活動に伴う環境への影響を把握し、環境負荷の低減に努めるとともに、環境に配慮した商品、サービスを提供します。
環境データ
CO₂排出量の推移
BOD排出量の推移
ISO14001取得事業所
登録事業者 | 国内事業所数 | 事業所名 |
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電子部品事業部 (亀岡) |
1 | 電子部品事業部亀岡工場 |
グンゼ包装 システム㈱ |
1 | グンゼ包装システム守山工場 |
インナーウエア 事業本部 |
5 | 宮津工場、久世工場、梁瀬工場、養父アパレル、東北グンゼ |
津山グンゼ | 1 | 津山グンゼ |
守山事業所 | 3 | 守山工場、研究開発部(滋賀)、小津加工センター |
エンプラ事業部 江南工場 |
2 | 江南工場、綾部エンプラ |
福島プラスチックス | 2 | 福島プラスチックス、福島グラビア |
グンゼ高分子 | 1 | グンゼ高分子 |
グンゼ物流 | 1 | グンゼ物流 |
太陽光発電事業
地球環境を守り、地域の自然と共生するために、グンゼグループでは再生可能エネルギー※の固定価格買取制度を利用し、2013年11月から太陽光発電事業を開始しました。
電力量
削減量
開始
屋根:10,500
太陽光や太陽熱、風力、水力、地熱、バイオマスなど、自然環境のなかで再生する“自然の恵み”から得られるエネルギー
グンゼ宇都宮太陽光発電所
グンゼ福島太陽光発電所
グンゼ江南太陽光発電所